あのとき失われた「いのち」がある
今でも脅かされている
「いのち」がある

いま
震災から「いのち」について考える
 
あの日から5年
「区切り」という言葉で区切ることが
できない悲しみの中から
 
かけがえないあの人のおもかげを訪ね
あの街並みのおもかげを思う
 
そこにあるおもかげに抱かれて
今を生きる
 
あの日から今日まで
そしてあなたから私へ
ここから
もう一度いのちの歩みを共にする場を
つくりだすことを願います


チラシ


心に刻む唄

臼澤みさき

 

 

 

プロフィール

本名:臼澤岬 出身地:岩手県大槌町 
生年月日:1998108日 

主な民謡大会受賞歴
「第49 回日本郷土民謡協会主催青少年みんよう全国大会 みんようグランプリ大賞」
「第  25  回外山節全国大会少年少女の部優勝」
「第 
26  回南部牛追唄全国大会年少者の部最優秀賞」
受賞暦
45 回日本有線大賞「新人賞」
54 回 輝く!日本レコード大賞「新人賞」
27 回 日本ゴールドディスク大賞「ベスト演歌 / 歌謡曲・ニューアーティスト賞」受賞 

 


家族とともに暮らしていたが、この春、高校生になった。小学 3年のときから習い始めた民謡が、彼女に新しい世界を開いた。

もともと歌うことが好きだった彼女は、習うほどに民謡が好きになり、将来は民謡歌手になりたいと思うようになった。歌うことで人に喜んでもらえることも知った。高齢者の慰問に出かけて行って歌うと、「おじいちゃんやおばあちゃんが、歌を聴いて笑ったり泣いたり、手拍子をしてくれたり......。歌うことで元気づけることができたらいいなと思いました」という。一方、民謡コンクールへの挑戦も続けてきた。一昨年の「青少年みんよう全国大会」でグランプリを勝ち取り、「外山節全国大会」では少年少女の部で優勝するなど、その実力が認められている。


大槌町を含む岩手県の沿岸地域は大きな被害を受けた。それからずっと、被災地の様子が報道され続けた。被害の実態、困難から立ち上がろうとする人々の声、支援する人々の活動......。彼女自身、避難所生活を送る人たちのために歌による慰問活動をしていて、テレビの取材を受けたこともあった。そうしたさまざまな報道の中、民謡を歌う女の子として、その姿が関東地区で放送されたテレビ番組に映し出された。その画面がきっかけで見出されたのである。


ふるさとを離れた人が、遠く切なくふるさとを 想う気持ちが込められている。「大槌町の風景や、夏の日のこととかを思い浮かべながら練習しました」という臼澤みさきの声を通して、聴く人の胸に歌詞が切々と迫る。カップリングの「友輝(ゆうき) ~Red Sky Homeland~」は、ふるさとを離れて都会に暮らす人を想う曲だ。「故郷 ~Blue Sky Homeland~」のアンサーソングとなっている。「ふるさと」や「絆」が問い直される今、この2曲は、人々の心に何を届けるのだろう。
 


彼女が住む地区には津波の被害がなかった。しかし、停電や断水が続くなど、たいへんな時期を過ごした。だから、国内外からたくさんの支援を受けたことに対する感謝を忘れない。 歌うことで、お返しがしたいと考えている。「たくさんの人にCDを聴いてもらいたいです。立たされている状況はそれぞれ違うと思うけれど、この曲を聴いて共感してもらえたらうれしい。」小さなシンガーは今、大きな明日に向かって歩き出した。 


スケジュール

12:00 開   場
13:00 開   会
13:10 法   要
13:50 法   話 五百井 正浩
     (真宗大谷派ボランティア委員会委員長 山陽教区 玉龍寺)
14:30   休   憩
15:00 ライブ 臼澤みさき+ 盛岡さんさ好み
16:00 閉   会
 
 

入場時の注意事項

※当日券は先着順に配布します。(受付にて)
※整理券をお持ちの方からの優先入場となります。
 当日券の方は、 12:30以降の入場となります。
※全席自由席 ただし 5名以上の団体にのみ、必要に応じて団体予約席を用意します。

お買い物広場

被災地支援グッズや東本願寺関連の出版物を頒布いたします。


整理券

ご参加には整理券が必要です
 

整理券の申し込みは終了致しました。

会場

大船渡市民文化会館 リアスホール
岩手県大船渡市盛町下舘下18−1

電話 :0192ー26ー4478